さて、来る令和2年7月15日(水)に第163回直木賞の選考会が実施され即日受賞 作品が決定いたします。
御存知の通り直木三十五賞は昭和十年に菊池寛が前年に病死した親友直木三十五の名を後世に残すためにはじめた文学賞であります。以来戦争により途切れるも今回で163回を重ねる、まさに本邦でもっとも伝統ある文学賞のひとつであります。本賞の選考は文芸界・出版界では最大の関心事であり、候補者やその関係者はもとより、国民的にも誰のどの作品が受賞するかについては興味のつきないところであります。
そこでこの年2回のお祭り騒ぎに便乗して、第134回から引き続き当記念館では直木 三十五が生まれ育った地で、長屋や路地裏から市民の感覚で選考の結果をみまもりたいと 考えます。
第30回勝手に直木賞「長屋路地裏選考会」
■日時
令和2年7月15日(水)15時~ 受賞者決定まで
■会場
直木三十五記念館
大阪市中央区谷町6-5-26 複合文化施設「萌」2階
■参加者
直木三十五記念館友の会「直木倶楽部」会員と直木賞に興味を持つ市民
■内容
参加者それぞれの感想や受賞にいての予想を発表し、独自の受賞の予想を決定する。
■今年の候補作
- 伊吹有喜『雲を紡ぐ』文藝春秋
- 今村翔吾『じんかん』講談社
- 澤田瞳子『能楽ものがたり 稚児桜(ちござくら)』淡交社
- 遠田潤子『銀花の蔵』新潮社
- 馳星周『少年と犬』文藝春秋
(第163回直木賞について)http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/index.html
■お問い合わせ
直木三十五記念館 事務局
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